売却コラム第１８回　不動産売却のしやすい物件としにくい物件｜都城市不動産売却査定サービスのスタッフブログ

不動産売却にはしやすいものとしにくいものとがあります。細かいポイントはたくさんあるのですが、結論的に言えば多くの人のニーズに応えられるものは、売却しやすい物件だと言えるでしょう。例えば間取りを考えてみると、特殊なものはあまり好まれません。ここでキーとなる言葉が可変性です。

住宅を購入した人のタイプは様々ですが、例えば夫婦2人で住むために購入をすれば、やがて子供が生まれて子育て期に入ります。その後、子供が独立すれば、再び2人で暮らすことになるでしょう。それから子供に相続をすることになります。ですから、同じ人が住み続ける場合であっても、その家に住む人のライフスタイルは変化していくのが普通なのです。それに応じていくことができるかどうかは大事なことだと言えるでしょう。

ライフスタイルの変化に合わせてリフォームしていくことで、長く使うことができます。それに適した間取りがどのようなものかというと、建物の4隅に耐力壁があり、建物の内部には柱や梁がないものが最も適しています。このようになっていれば、間取りを変更することは容易です。建物の形が少し複雑なものや、あるいは吹き抜けが必要以上に多いものは、見た目は優れているように思うかも知れませんが、リフォームしにくい傾向があります。複雑な形になれば柱や耐力壁が増えますから、リフォームしようと思ってもできない場合もあるのです。ですから、このような間取りはニーズに応えられていると言えません。

間取りについてもう少し細かく言うと、水回りは重要です。不動産売却をするときには買い手のニーズに応えることが必要ですが、買い手が好まない間取りであれば買ってからリフォームすれば解決します。しかし、水回りのリフォームには費用が多くかかるという点に注意しなければなりません。また、階段の位置を変更するのにも費用がかかります。間取りだけを見ても、リフォームしやすいかどうかで不動産売却のしやすさは変わるのです。

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