2024年05月09日
家や土地を売ることになったとき、まず不動産会社に相談します。そうすると、担当者が「お客様の物件は800万円で売りに出し、買い手を探します」のように、金額を提示されます。この金額を「査定」といいます。
▼「不動産を売りたい」となったら、複数の不動産会社に査定を依頼
不動産売却では、まず最初に査定から始まります。3~4社程度の不動産会社に連絡をとり、「いくらで売れるか」「どのくらいの期間で売れそうか」について説明をしてもらいます。相見積をとるときは、それぞれの不動産業者に対して「いつまでに売りたい」「物件の現状」などの基本情報を同じ条件で伝えましょう。また、相見積を依頼していることは、あまり知らせないほうがいいでしょう。「他社がその金額ならうちはそれ以上で」などと競い合って、市場価格とかけ離れてしまう可能性があるからです。
▼「高額査定の会社に決める」は危険です!
複数の不動産会社に相談したとき、「最も高額査定を提示した会社に依頼」という選択をして失敗している売主の例が多数みられます。
たとえばこれが車の売却であれば、「高額査定」を出してくれた取引業者に売れば何の問題もありません。一方で、不動産の場合は「仲介取引」であるため、ちょっと事情がちがってくるのです。
不動産売却は通常、不動産業者が一般の買い手を見つけてくる仲介の形式となります。不動産業者は売主と買主の間に入る仲介者ですから、売り手にとって有利な高い金額をつければ、買い手は少なくなることになります。売り出し価格が高ければ、結果としてなかなか売れない、もしくはずっと売れ残ってしまうという可能性もあるのです。
不動産業者は買い手と売り手のちょうど中間にたって、適正な価格をつけて取引を成立させていかなくてはなりません。しかし、専任媒介契約をとるために、適正価格無視して売れる見込みのない高額を提示する不動産業者もいるので、注意が必要です。
▼「高額査定」には2種類あります
ほかより高額の査定を出してくる不動産業者には2通りあります。
ひとつは、専任媒介契約をとるために相場を無視して高額査定を出す不動産業者です。このような会社に依頼すると、数か月が経過しても売れず、その後大幅に価格を下げることになったりします。常にこのような方法で売買仲介を行う悪質な業者もなかにはいますので、注意が必要です。
もうひとつは、本当にいい買い手の情報を豊富に持っている、力のある不動産会社です。このような会社に頼むことができれば、いい取引ができます。
査定を提示されたとき、「担当者の話に具体性があるか」「受け答えが明確で信頼できるかどうか」を、相談の段階でよく見極めることが大切です。
▼「売却価格」だけでなく、「いつまでに売るか」も大事
売却を依頼する不動産業者を選ぶには、「査定価格」だけではなく、その不動産業者に安心して物件を任せられるかどうかを総合的に検討することが大切です。信頼できる業者かどうかを確かめるために、近隣での取引実績などをきいてみるのもいいでしょう。
また、売主が「いつまでに売りたいか」も重要です。早く売りたいなら価格は低めに、じっくり待てるなら最初は高めの金額からスタートできます。「3か月以内に売りたいならこの価格」というように、できるだけ話を絞り込んで、売却の見通しをわかりやすく説明してもらいましょう。
▼「急いで物件を買い取ってほしい」場合は、「高額査定」でOK
物件を売るときに、一般の買い手を見つけるのではなく、不動産業者に買い取ってもらう方法もあります。急いで物件を売りたい場合にはこの方法が便利です。
ただし、買取のほうが売却価格は低くなります。買取と仲介を比べた場合、一般的には仲介で成立する売買価格の5割~7割程度となります。
多少安くても買取で早めに現金化したいという場合には、最も高額を提示した不動産業者に売却してもらえばOKです。
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