売却コラム第11回 不動産の買取と仲介による売却の違い

2024年05月09日

 

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ご自宅や遊休地、相続を受けた家屋などの不動産を売ろうとする場合、売却には大きく分けて2つのパターンがあります。

 

1つ目は「仲介」。

不動産業者に不動産売却の打診をして、不動産の買い手を探してもらう方法です。

売却完了までの期間にゆとりがある方に向いています。

 

2つ目は「買取」。

売却したい不動産を不動産業者に買い取ってもらう方法です。こちらは、出来るだけ早く売却したい方に向いています。

 

この2つの方法には、メリット、デメリットがあります。

それぞれ、詳しく説明していきますね。

 

まず、仲介です。

 

仲介は、不動産の売却する期間に余裕がある方におススメの方法で、売却価格も希望価格に近くなる=高くなる可能性が高いです。

 

仲介の手順は、

①不動産を売却することが決まったら、まず不動産業者を探す

②複数の不動産業者に対象物件の査定を依頼する(この時には、自分で相場を知っておいた方がいいです)

③査定結果などを元に、仲介してもらう業者を選定する(査定額だけでなく、担当者が信頼できるか、も重要です)

④媒介契約を締結する

⑤売却の条件(価格など)を決め、売却活動を始める

⑥購入を希望する方と交渉する

⑦売買契約を締結する

⑧売買代金を決済し、不動産を引き渡す

ざっとですが、こんな感じです。

 

「仲介は期間に余裕がある方向け」と言いましたが、上の手順の中で時間がかかる可能性が高いのが⑤から後です。

売却活動は、新聞やポスティング広告、不動産業者の持っている購入希望者とのマッチングなど、いろんな方法がありますが、購入希望者が現れないと如何ともしがたいです。

また、購入希望者との金額の折り合いの交渉も、双方が希望する金額が違うと難航するかもしれません。中でも、⑧は意外と時間がかかります。購入者の購入希望タイミング(例えば、半年後の結婚式に合わせて買いたい、など)や、購入希望者の住宅ローン審査の遅れ、などにも左右されるからです。

 

仲介はどうしても購入側の状況に影響されることから売却が終わるまでに時間がかかる可能性が高いのは間違いありませんが、売却を急ぐのでなければ、希望する売却価格で買ってくれる購入者が現れるまでじっくりと対応できるメリットがあります。

 

 

次に、買取による売却についてです。

 

買取は、不動産業者に売却する方法です。

買取の手順は、

①物件の査定を依頼し、査定価格を提示してもらう

②提示金額を比べ、買取の不動産業者を決める

③スケジュール等を決め、売買契約書を締結

④売買代金を決済し、物件を引き渡す

といった流れです。

 

買取の主なメリットは、

1.売却交渉相手が不動産業者なので、結論が早い

2.購入希望者を探す必要がないので、売却を知られずに済む

3.売却までのスピードが速いので、資金計画が立てやすい

4.仲介手数料を節約できる

の4点です。

 

それぞれをもう少し詳しく説明します。

 

1.売却交渉相手が不動産業者なので、結論が速い

  仲介と買取を比較した場合、買取の最大のメリットはスピードです。購入希望者を探す必要が無く、金額交渉も簡単です。物件の状態や業者側の都合もありますが、最短で数日で売却ができます。

2.購入希望者を探す必要がないので、売却を知られずに済む

  仲介の場合、購入希望者を探さなければいけませんので、不動産業者で広告を出すなど、不動産売却の事実を広く告知する必要があります。そうなると、ご近所さんに不動産を売りに出していることが知られてしまいます。

3.売却までのスピードが速いので、資金計画が立てやすい

  不動産を売るだけであれば気にする必要はありませんが、新築一戸建てを買うために、今のマンションの売却代金が必要、などの買い替え場合は資金計画が大事です。売却代金が入る時期や金額がハッキリ決まる買取は、資金計画が立てやすいです。

4.仲介手数料を節約できる

  買取は不動産業者に直接不動産を売るので、仲介手数料は発生しません。仲介が発生しない以上、仲介手数料も発生しません。

 

半面、買取にはデメリットもあります。それは売却金額です。

仲介と買取を比べると、買取の売却価格は低くなります。それにはもちろん理由があります。買取の仕組みです。

 

不動産業者は買取で不動産を購入した後、その不動産を売りに出します。ただ、そのままでは売りにくいので「リノベーション」します。簡単に言うとリフォームです。

建物をリフォームして付加価値を付けて、購入価格より高い値段で売りに出します。

つまり、不動産業者は物件を購入後、リフォーム費用、売却時の仲介手数料などの費用をかけて売るため、その分を差し引いて購入するのです。

 

仲介と買取、それぞれのメリットデメリットはいかがでしたか?

ご自分の状況に合わせること、その状況を不動産業者に遠慮なく説明して、適切な方を選びたいですね。

 

 

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