2024年05月09日
今回は、不動産を売却する際の販売活動についてご説明します。 販売活動の方法は不動産業者であまり変わるものではありませんが、販売活動をしっかりやらなければ、スムーズに売却に向かえません。 ご自分の不動産がどのような経緯を経て売却されるのか、ある程度知っておいた方がいいでしょう。
①物件の販売価格を決める
最初に、物件の販売価格を決めます。 売却価格を決めるのは、売り手側です。もちろん、自分だけで価格を決められませんので、不動産業者の査定価格を元に、販売を任せる不動産業者と相談しましょう。 販売価格の決定は、販売を希望する価格と、販売できるまでの期間が大きくかかわります。 一般的に、売却をお急ぎの場合は希望価格より少し低めに設定、時間がかかってもいい場合は希望価格に近い金額に設定することになります。
売り出し価格で物件が売れるとは限りません。買い手側にも購入希望価格があります。売却する物件に購入希望者が現れた場合、双方の希望価格に差があれば価格の協議をする必要があります。
②販売活動の開始
販売価格が決まったら、仲介を依頼している不動産業者は販売活動を始めます。 具体的には、 (1) 広告媒体を使う (2) 指定流通機構に登録する (3) オープンハウスを実施する の3つを行います。
1つ目の広告媒体とは、新聞の折り込みチラシ、インターネット広告の配信、ダイレクトメールの発送、チラシのポスティングなどを利用した販売促進です。 不動産広告には、「不動産の表示に関する公正競争規約(表示規約)」という不動産業界が設定した不動産広告に関する自主規制基準があります。 適正な広告の表示標準を定めて、誤解を招く恐れがある用語や根拠が無い表現の規制をしています。そのため、不動産広告には「誇大広告」はありませんし、必ず載せなければならない項目も決まっているのです。
2つ目の指定流通機構とは、宅地建物取引業 法に基づき国土交通大臣が指定している不動産流通機構で、通称「レインズ」と呼ばれています。 レインズは不動産業者間で物件情報を交換するためのコンピューターネットワークを運営していて、全国の不動産業者が加盟しているので、幅広く買い手を探すことができます。
3つ目のオープンハウスは、購入を検討している顧客に実際に物件を見てもらうためのイベントです。不動産業者は、チラシや現地看板での事前告知などで幅広く購入希望者を集めて集客活動を行います。
③オープンハウスの準備とポイント
不動産業者の販売開始と並行して、売り手はオープンハウスの準備をします。オープンハウスでは、購入希望者が物件実物をその目で見ます。物件を購入するかしないかを左右するポイントです。 掃除をして、部屋を片付けておくのはもちろんですが、購入意欲をアップするためにも、以下のポイントに気を付けましょう。
特に注意したいのは、第一印象と水回りです。 人間と同じように、家も第一印象は大事です。玄関先や玄関は家の顔。第一印象に大きく影響します。特に整理整頓と掃除、臭い除去などをしっかりしておきましょう。
キッチン、トイレ、お風呂などの水回りは特にシビアにチェックされる場所です。油汚れや水垢、カビなどはきちんと除去しておいてください。
購入希望者が決まり、売り手と買い手で価格交渉が終わり、売買契約書の締結まで進めば、不動産の販売活動は終了です。
ここまでスムーズに進めばいいのですが、必ずしもそうなるとは限りません。 仲介を依頼した不動産業者とはしっかり連絡を取り合い、売り手自身でも情報収集などをしておく方がいいですね。
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